かつては看板屋さんの作業場兼住宅だったこの4階建ての建物。重量鉄骨の堅牢な構造を活かし、大幅にリノベーションしました。施主は車やバイクを複数所有しており、一階の広い作業場はそのままガレージスペースとして活用し、三階を生活の場としています。二階は隠れ家のような作業場兼休憩室となっており、趣味を存分に楽しめる住まいとなりました。

生活の中心である三階の間取りは大きく変更し、既存の広いバルコニーを活かし、沿うようにリビングを配置。サッシも大型の断熱サッシを組み込み、屋外とのつながりを感じられる開放的な空間を実現しました。重量鉄骨を現しにしたインダストリアルな雰囲気に、漆喰や無垢材の柔らかさを取り入れ、素材のコントラストが心地よい空間を生み出しています。

リビングや主寝室、子供室の漆喰壁は、お客様のご希望もあり、友人20名ほどの協力を得てDIYで仕上げました。「とても楽しく、やってよかった」と施主さんも大満足。家族の成長を見据えた子供室は、将来的に家具で2室に仕切れる広さを確保しています。

趣味と暮らしが調和する、新たな都市型ガレージハウスの完成です。

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工事：リノベーション ／ 場所：東京・昭島／ 用途：住宅／ 構造：鉄骨・4階建て／ 竣工：2024.7